RBA International.

2003年の回顧と展望 RBAI 会長メッセージ

Message from Chairman

 

「松明」を300年後のこども達に

 

平素は、当団体へのご支援・ご協力を賜りましてありがとうございます。

 

さて、私達が暮らしているこの国は、「あんな生き方がしたい」という模範を見つけるのが困難となってきています。

 

現代社会である以上、誰もが責任ある大人として生きなければなりません。しかし世間では、「幸せを求め人に大事にされる人生を」と口にしながら、地位や富を求める人が後を絶ちません。そうした成功者の多くは傲慢となり、取り返しのつかない社会問題を起こすか、失敗し敗北感をいだき心貧しい消化の日々を露呈しています。未来の使者であるこども達の夢を醸成することには程遠いのが、この国の現実であります。

 

そんなこの国に生まれ、育ててもらってきました。そして「幸せになりたければ、善いことをしなさい。なにか他の人にしてあげられることがあれば『私にやらせてください』と名乗り出るようにしなさい」、「想いを他の人まで差し向けられる人間になりなさい」、そして「想いを遠くにやった分だけ我が心が広がる。心が大きくなった分だけ、沢山の幸福を入れられる」との母の教えのまま、ひたすら生き方の模範となるべく、我が身を飾るのではなく、わが身を燃やす生き方に徹してきました。

 

ともすると、すぐ目の前にあるものの方が大きく、重要に見えがちではありますが、遠くにありながらも、目前にある重要なものがあります。私達RBA インターナショナルはこれからも、現実に根を張りながらも300年後のこども達を見据え、「人への想いやり」を家庭でも、社会でも、大人が実行できる環境作りを目指して活動してまいります。

 

2004年1月

特定非営利活動法人(NPO) RBA インターナショナル

会長 久米 信廣

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